エキシマ光線療法(セラビーム)

疾患名エキシマ光線療法とは、これまでの光線療法よりさらに効果が高いと言われている、短い波長の紫外線を患部に照射して処置する新しい光線療法です。
従来よりも短い波長を使うことで、肘や膝など、今まで治療が難しかった部位でも高い治療効果が期待できます。

  • 円形脱毛症アトピー性皮膚炎尋常性乾癬尋常性白斑掌蹠膿疱症類乾癬菌状息肉種(症)悪性リンパ種慢性苔癬状粃糖疹に効果があります。
  • 特徴としては一回の照射時間は数十秒と短い時間ですみ、特にこのセラビームは世界初のエキシマフィルターが搭載されているため、有害な紫外線をカットし照射部位が真っ赤に日焼けしにくくなっています。
  • 器械の照射面積が小さいので、全身的に使う方には対応できませんが、ほとんどのかたには使うことができます。

エキシマ光線療法Q&A

どのような病気に効果的な治療ですか?

円形脱毛症・尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)・白斑(はくはん)・類乾癬(るいかんせん)・菌状息肉種(症)(きんじょうそく(しょう))・悪性リンパ種(あくせいりんぱしゅ)・慢性苔癬状粃糖疹(まんせいたいせんじょうひこうしん)に効果があります。

エキシマ光線療法とはどのような治療法ですか?

光線療法は、紫外線の免疫抑制作用を利用して過剰反応を起こしてる皮膚症状の沈静化をさせる治療法で、これまでの光線療法よりさらに効果が高いと言われている、短い波長の紫外線を患部に照射する、新しい光線療法です。

痛くないですか?

痛みはまったくありません。
ほんわかと温かい感じがします。
ただし、当日・翌日は、日焼けが強くなることがあるので、強い日光はさけるようにしましょう。

どのように治療しますか?

対象疾患や部位により変動ありますが、エキシマ光線を患部に、15秒~60秒程照射します。その後外用薬を塗布します。

治療期間の目安はどれくらいですか?

<尋常性乾癬>
週に1~2回の照射で、10回目くらいから効果が出始め、20~30回くらいが目安とされています。
<掌蹠膿疱症>
週に1~2回の照射で、3~10回目から効果が出始め、20回くらいが目安とされています。
<白斑>
週に2回の照射で、10回目から効果が出始め、30~50回くらいが目安とされています。
*あくまで目安であり、肌質や状態、照射頻度などにより変動します。
*外用薬や内服薬との併用の治療となります。