男性型脱毛(AGA)

男性型脱毛(AGA)とは

AGAは、男性ホルモン受容体が多く存在する頭頂部や前頭部にみられます。前頭部の髪の生え際がM字型、または頭頂部がO型に薄くなります。

また、AGAでは毛髪の成熟がしっかりと得られないうちに脱毛が起こるため、軟毛と呼ばれる細い毛が全体的に増え、抜け毛の増加や髪全体のボリューム減少につながっていきます。

検査・診断
頭部撮影による所見確認 や拡大鏡のダーモスコピー検査で毛髪の太さなどを確認することでAGAの診断を行います。

毛髪が薄くなっている部分には、太い毛(終毛)と細い毛(軟毛)がまだらに生えています。国際的な診断基準では、薄毛部分に2割以上軟毛があればAGAが疑われます。

治療
日本皮膚科学会のガイドラインでは、内服薬としてフィナステリド、デュタステリド、外用薬としてミノキシジル、外科的治療として自家植毛があります。

当院では頭頂部以外の生え際(M字部分)の薄毛にも効果を発揮するデュタステリドを採用しています。また、医療機器として毛根を活性化させる効果のあるヒーライトを採用しています。

LED照射による脱毛症治療は、日本皮膚科学会脱毛症ガイドラインの推奨度B(行うよう勧める)となっております。しっかりとした効果を得たい方は週1〜2回の照射がおすすめです。

医師の診察の上、AGAと診断された方で、適応があると判断した方に処方や施術を行っております。お気軽にご相談ください。

価格

デュタステリド ¥30日分:6,380円(税抜:¥5,800)
  • 関連ページ:ヒーライト
  • 薄毛・抜け毛

    薄毛・抜け毛の原因

    男性ホルモンによる遺伝的な薄毛・抜け毛

    薄毛、抜け毛を引き起こしやすい男性ホルモンがジヒドロテストステロン(DHT)です。

    髪の成長を抑制し、早く抜けてしまうのが原因と言われています。
    また、男性ホルモンによる原因で薄毛になりやすい体質というのは遺伝すると言われています。

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  • ストレスによる薄毛、抜け毛、円形脱毛症

    ストレスも薄毛・抜け毛の原因です。ストレスによる代謝の異常、ストレスが原因で頭皮が血行障害に陥り周囲の細胞に酸素や栄養が行き渡らなくなり、脱毛すると言うことです。

    円形脱毛症

    円形脱毛症の多くは原因が不明ですが、中には他の病気から二次的に生じることがあります。そのため、当院では必要と判断した場合、原因となりうる甲状腺疾患、全身性エリテマトーデス、関節リウマチなどの自己免疫疾患、アトピー性疾患、貧血、亜鉛欠乏症や梅毒などを血液検査で確かめることがあります。

    治療

    当院では保険診療で、必要に応じセファランチンの内服やステロイドや塩化カルプロニウムの外用、液体窒素などを脱毛斑に当て発毛を促す冷却療法、中波紫外線のエキシマレーザーを脱毛斑に照射する紫外線療法を行っております。
    難治な脱毛局面にはステロイド局所注射も有用です。
    近年では生物学的製剤であるJAK阻害剤の内服薬であるオルミエント®(バリシチニブ)も保険適応となり、治療の選択肢が増えました。

    当院でも処方が可能ですので、従来の治療で難治な方はご相談ください。(高額医療費制度等の適応になる場合があります。患者様ごとに自己負担額が異なります。)
    難治な場合は医療連携病院へご紹介もしております。
    ※SADBEなどの免疫療法は当院では行なっておりません。

    保険外診療では毛根の活性化を促すヒーライトも用意しております。


  • 関連ページ:エキシマ光線療法(セラビーム)
  • 関連ページ:ヒーライト
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  • 不適切なヘアケアによる薄毛・抜け毛

    不潔にしていることや朝晩のシャンプーなど過度の洗髪によって頭皮を痛めることも薄毛・抜け毛の原因になります。

    また、パーマやヘアダイ、ドライヤーの使いすぎも薄毛・抜け毛を促進する場合があります。
    毎日シャンプーをしてもシャンプーの十分なすすぎを行なわないと薄毛・抜け毛につながることがあります。
    (市販のシャンプーの主成分の界面活性剤は、皮膚細胞内へ入り込み細胞を殺したり弱らせる作用があるといわれている)

    女性の薄毛・抜け毛

    頭髪に髪型などで長年刺激を与え続けたためのものや、妊娠や更年期でホルモンバランスの乱れによるものなど、様々な要因によるものがあります。

    薄毛・抜け毛の治療

    薄毛・抜け毛は様々な要因でおこりますので、皮膚科への受診をおすすめします。