白斑(はくはん)

原因

白斑は皮膚の色素細胞が何らかの原因で減少・消失することで、その部分が白く色が抜ける病気です。 何らかの原因で自己免疫により色素細胞への炎症が生じていることが推測されています。 
また、老人性白斑といって、色素細胞の老化現象として小さい白斑が生じることもあります。

増悪因子

推定されているのは、甲状腺の機能障害(甲状腺炎や橋本病、バセドウ病など)や、悪性貧血、糖尿病、梅毒、C型肝炎等があります。
難治の場合は血液検査などて調べることがあります。

治療

自己のメラニンに対する攻撃を抑えるためにステロイド外用剤やタクロリムス外用剤、併用して活性型ビタミンD外用剤を用いることがあります。

エキシマ光線療法:
残った皮膚の色素細胞を活性化させるのに有用とされており、当院でも行っております。

カモフラージュメイク:
医療用の白斑用化粧品(ダドレス®等)を用いて、白斑を目立たなくさせるカモフラージュメイク療法などもあります。ご希望の方にはご紹介しておりますので、お気軽にご相談ください。


  • 関連ページ:エキシマ光線療法(セラビーム)