フケ症の原因
成人の脂漏部位に生じるので、皮脂の過剰分泌が原因といわれていますが、最近の研究結果では、マラセチアというカビ(真菌)の一種が発症に関与するのではないかともいわれています。
原因について、まだわかっていないこともありますが、生活サイクルの乱れ、ホルモンバランスの崩れ、ストレス、偏った食生活(ビタミンB群の不足)なども脂漏性皮膚炎の発症・悪化に関わっているようです。
脂漏性皮膚炎の治療には、医師が処方する塗り薬や飲み薬だけでなく、皮膚を清潔に保ち、皮脂を適度な量に保つなどの日頃からのケアも大切です。
日常生活の注意点
毎日の食事は栄養のバランスを考慮し、また皮脂分泌を抑制することできるといわれているビタミン(ビタミンB群、ビタミンEなど)を豊富に含む食事をとるのがよいでしょう。
丁寧に頭皮を洗ったり、顔を洗うことが重要です。しかし、洗いすぎは逆効果です(皮膚がカサカサになる)ので注意が必要です。洗髪は必ず毎日というわけではなく、痒みがない、フケがでない、といったことを目安に。
フケ症の治療
赤み、かゆみといった炎症にはステロイド外用剤が有効です。また、繰り返しやすい方には治療と予防を兼ねてケトコナゾールという抗真菌剤の外用も併用することがあります。
漢方薬も再発予防に有効な場合もあります。
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